最近おすすめの家庭園芸用殺虫スプレーは
住友化学園芸から出ている
「ベニカXネクストスプレー」です。
成分は、世界初の5種類の成分が入っていて生育前半から後半まで幅広い殺虫成分と病気予防が出来る優れものです。
- 還元澱粉糖化物
- クロチアニジン
- ペルメトリン
- ピリダリル
- マンデストロビン
の5種類の成分が入っています。
「還元澱粉糖化物」は、その名の通りデンプンによる油の膜で虫たちを窒息させる働きがあります。
似たような農薬ですと、「粘着くん」や「ムシラップ」がありますね。
「クロチアニジン」は、ネオニコチノイド系農薬で「ダントツ水溶剤」に入っている成分です。幅広い作物の登録を持っている使いやすく効く薬の一つです。
「ペルメトリン」は、合成ピレスロイド系農薬で「アディオン乳剤」に入っている成分です。この成分も「クロチアニジン」同様幅広い作物の登録を持っていて使いやすく効きやすい薬です。
「ピリダリル」は、「プレオフロアブル」という農薬に入っている成分で、今回このスプレー剤としては初めて入ったのでは？という成分ですね。
上記で紹介した成分は、他のスプレー剤でも入っている成分なので、そんなに珍しいものではありませんでした。
この「ピリダリル」という成分は、「ヨトウムシ系」に効く薬なので、今までトマトやナスの生育中のアブラムシ類は防除出来たけど、実の中に入って食べられてしまうってことが無かったですか？ある方にはとてもおすすめです！
1ヶ月かけて育てていざ収穫しようと思った時にトマトの実を食られてる辛さ。そして表向きじゃなくて裏の方から実に入られていて収穫するまで意外に気がつかなくて悔しい思いをした事無いですか？
そのせっかくの収穫を台無しにされる「ハスモンヨトウ」や「オオタバコガ」に効く農薬です。上記の3種類では効かなかった害虫に効く薬なのです！
もし、秋野菜もやっているならキャベツ、白菜、ブロッコリー、大根などの登録も持っているのでプレオフロアブル単体をローテーションの一つとして持っていても良いと思いますよ。小さい容器で1000円しないで買えるのでコスパは良いと思います。
マンデストロビンは「スクレアフロアブル」という殺菌剤です。
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菌核病に優れた効果菌核病に優れた効果を示し、他の菌核剤との体系処理が有効です。
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なし黒星病、モモ灰星病、モモホモプシス腐敗病に優れた効果なしでは、既存ストロビルリンに比較して薬害リスクが低く*1開花期の黒星病防除に有効です。（ＤＭＩ剤との体系処理により赤星病も防除可能です。）ももでは、果実肥大期から収穫までの灰星病とホモプシス腐敗病の同時防除基幹剤として活用できます。
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薬害リスクが低く、収穫前日まで使用可能既存Qol剤よりも薬害リスクが低く*1使いやすい薬剤です。収穫前日*2まで使用することができるため、収穫期間の長い果菜類はもちろん、葉菜や果樹においても収穫時期が迫った周辺作物へのドリフト懸念が小さい薬剤です。（農薬登録のない作物へのドリフトには十分ご注意ください。）*1なしで確認、*2茶は摘採3日前
果樹系統に使われることが多い薬ですね。
他のスプレー剤よりは値段が少し高いですが、世界初の5種類の成分とその中身をみれば納得できる商品だと思います。
スプレータイプの殺虫殺菌剤も日々進化していますね。
以前紹介したスプレー剤：
